なぜ、終末期ケア専門士の試験を受けようと思ったのか
大人なので当たり前っちゃ当たり前かもしれませんが
看護師として年数を重ねていくにつれ、褒められることって少なくなりませんか?
終末期ケア専門士を受けようと決めたのは看護師4年目の始め
1年目の頃は先輩から出された課題をこなしていくシステムで、よくも悪くも勉強に対して評価されていました
2年目、3年目と進んでいくにつれて、興味のあることや看護に生かせそうことを探して本を読んでみたり
学んだことを実践して患者さんの反応を記録しての繰り返し
患者さんから感謝されることはあっても何か物足りなさを感じていました
承認欲求でしょうか 資格を取れば、自分の頑張りが認められるんじゃないかなと思いました
また、自分が学んだことを実践しようと新しいケアを取り入れたりすると
「またあいつなんかやってるわ…」
「ミニドクターにでもなったつもり?」
自ら学ぼうともせず惰性で仕事をするような先輩や謎の病棟ルールを押し付けてきたりする先輩に陰口を言われたりしていました
確かに経験値は少ないけど誰よりも患者さん第一で考えているのに…
悔しかった
そんな自分に自信を付けたかったのも理由の一つです
色々な資格があるなかでこの資格を選んだのは、もちろん終末期ケアに興味があったから
がん看護をもっと深めたいから、急性期ではないがしろになりがちな終末期ケアをしっかりやっていきたい!
これらの思いから受験を決意しました
そもそも終末期ケア専門士って何?
終末期ケアにおける学びを深め、これから突入していく「多死社会」におけるキーパーソンの育成を目指す日本終末期ケア協会が認定してくれます
エビデンスに基づいた終末期における臨床ケアを実践できるスペシャリストを目指す資格です
経験年数に縛りがありますが、看護師以外も医師やリハビリなどさまざまな医療従事者が受験資格を有します
詳しくは下記HPを参照して下さい
いざ、申し込んでみよう!
終末期ケア専門士の存在を知ったのはtwitterでした
HPで募集要項を確認
必要書類を整えたのが5月10日
実務経験証明書が必要とのことで職場に作成を依頼
必要書類を整え5月中に提出し申し込み完了しました
勉強開始!
まずは公式テキストを購入
公式テキストを読み込んで試験に臨むつもりでした
勉強を始める前は、普段からがん患者さんや終末期ケアに関わることがあったり
興味のある分野のため外部研修などに参加した経験があったので知識の振り返り程度だろうと高を括っていました
しかし… 最初の概論でつまずきました
大学の授業でも最も睡魔が襲ってくるであろう「概論」
読んでも読んでもまあ知識が入ってこない
これではまずいと思い急いで終末期ケア専門士ワーク&予想問題集を購入しました
6月~9月は期間にも心にも余裕があったのでテキストを読み込みつつ
テキストで読んだ範囲をワークでこなしていくような感じで勉強を進めていきました
勉強は続けるのが難しい…
受験日を10月末に設定
まだまだ余裕があるから1ヶ月程度、いや1ヶ月以上さぼりました…
気づいた時には9月末 進んだテキストとワークは3分の2程度
焦りました
ここから本格的な試験勉強の開始です
試験直前
今まではテキストを先に読みワークを進めていましたが、直前は時間が限られていたこともあり
ワークを進めつつテキストで詳しい部分をフォローするやり方へ変更しました
進みが早い分知識として習得できているか不安だったため
半分程度進んだところでワークに付いている予想問題集にトライ
半分程度の進捗で正解率70%程度
このやり方のまま進めていこうと決意し、ワーク1周を完了
直前1週間は予想問題集を周回しながら間違えた問題を周回しました
ワークには予想問題に取り組めるアプリが付いてくるのでめっちゃ使えます!!!
合格してみて思うこと
テキスト後半部分は鎮痛コントロールや疾患別のケアが中心ですが
前半部分は概論はじめ、基本的な関わり方やアプローチ方法が中心となっています
普段何気なくしている患者さんへの関りや声掛けに意味があると改めて実感しました
ただの声掛けなら誰でもできる エビデンスある専門知識を身に着けた自分だからこそできる関りがそこにある
自信を持って言えるようになった気がします
まとめ
学習については効率的に進めていくためにテキストのみでなく、 ワーク&予想問題集を使うことをお勧めします
※個人的見解です!!!
試験に合格したからといって実践していくのはこれから
試験を受けなくてもテキストを読んで、内容を頭の片隅に置いて患者さんと関わるだけでも
昨日までの自分とは違ったケアができるようになるはずです
皆さんも「終末期ケア」取り組んでみませんか?
ではっ
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